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子どもが楽しめるバレエ公演-新国立劇場 くるみ割り人形

公演名  : 新国立劇場 くるみ割り人形
開催時期 : 12月頃
主体   : 新国立劇場
年齢制限 : 4歳以上
価格 : 席種によって約3000円~約13000円
チケット販売開始時期:9月頃
ポイント:
子どもの鑑賞が意識されていて、ネイルやペイントをしてくれるイベントや輪投げやお菓子のコーナーもあります。

鑑賞レポート
2015/12/19
6歳の娘を連れて母娘の2人で、新国立劇場 くるみ割り人形へ行ってきました。ボディペイントや写真撮影があることを聞いていたので、開場時間ちょうどを目指していきました。コート預けに少しならんでしまい、開場時間の3,4分後に受付前に到着。
夏の「子どものためのバレエ劇場」では、受付の中に催しコーナーがありましたが、今回は受付の手前に催しコーナーがあり、ちょっとした縁日のようでした。ドイツの雑貨屋、輪投げコーナー、オペラグラス屋(レンタルもあり)、和菓子屋、お花屋、劇場写真屋、もちろんネイル・ボディペイントコーナー、そしてサンタへの手紙がかけるコーナーがありました。
娘はもちろん、ネイルもボディペインティングコーナーへ。夏はすべて無料でしたが、今回のは1回目のみチラシについていた券を使って無料でやった後は、1回100円でした。4,5回並び両手にネイル・ペイント、メイクまでしていただき、開演前か上機嫌でした。
サンタコーナーでは、用意された色とりどりのペンを使ってサンタさんへの手紙を書いて投函。楽しいひとときでした。
席はB席。2階のサイドでしたが、十分な眺めでした。1列の席数も5席と少ない場所で、その端だったので、割と気兼ねなく過ごすことができました。
娘はオペラグラスを用意して、いよいよ開演。
生のオーケストラ演奏、素晴らしい舞台仕掛け、衣装、合唱の声など、バレエが総合芸術であることを体で感じられる公演に大感激でした。娘も身を乗り出してみようとするので、背を背もたれにつけさせるのに苦労しました。
特に雪のシーンや舞踏会(?)の大人数で踊るシーンがうつくしく、印象に残りました。娘は兵隊のシーンで食い入るように見ていました。
とにかく、子ども向けの中でも総合芸術としてのバレエが感じられ、母娘ともに大満足でした。

子どもが楽しめるバレエ公演-バレエ・フレイグランスクリスマス記念公演

公演名  : バレエ・フレイグランスクリスマス記念公演
開催時期 : 12月
主体   : バレエ・フレイグランス
後援   : 足立区 足立区教育委員会 東京家政学院大学
年齢制限 : 5歳以上
価格 : 約3000円~
チケット販売開始時期:10月頃
ポイント:
中原由美子氏率いるバレエ公演活動「バレエ・フレイグランス」のクリスマス公演。クリスマス公演は2011年の「くるみ割り人形」に始まり、2015年に第5回の「ドン・キホーテ」公演を終えています。

鑑賞レポート (1件)
2015/12/12
12日(土)19:00と13日(日)15:00の2公演あったうち、6歳の娘と土曜日の公演を観に行きました。
席はほぼ満席に見えましたが、時間帯のせいか子どもは少なかったです。
開場時間ちょうどに到着し、並ぶこともなくすぐ中に入ることができました。机に「バレエ鑑賞の3つのポイント」という資料が置いてあり自由にとることができました。(部数に限りがあるのかもしれません。) 娘と開演までの時間をすごすのにちょうどよい資料でした。
親子ともどもドン・キホーテを初めて観ましたが、踊りはとても素敵でほれぼれしながら、最後まで鑑賞しました。終わったのが夜9時30分近かったのですが、娘も最後まで興奮気味に見ていました。
事前勉強をできれば、ストーリーや登場人物がわかって、より楽しめたとおもいます。特に第二幕では「この美しい舞いは何なのだろう」と感じたり、「ここで休憩?」といまいち全体のタイミングをつかめないことがあったりしたので、バレエ公演の「ドン・キホーテ」についてもっと知りたいと思いました。
娘はバレエを観るのが好きなんだなとあらためて思ったと同時に、特に子ども向けの解説がないときは、事前勉強が大切だと感じた公演でした。

バレエか新体操か

バレエと新体操、娘が習い始める前は、両方とも縁がなく、その違いを考えることはありませんでした。
現在、娘がバレエと新体操の両方習っており、素人ながら徐々にその違いを感じるようになってきたので、少し整理してみました。

バレエは芸術、新体操は体育!?
下の比較表はあくまで娘の通っている教室の場合です。
娘を見ながら感じのは、バレエでは指先や細かな体の向きなどに注意しながら踊るのに対して、新体操では側転やボールをキャッチするなどダイナミックな技を得られるようになっています。
娘自身は、新体操については「●●ができるようになった!」とよく話しますし、バレエでは鏡で自分の動きを見て満足そうにしています。

バレエ 新体操
月謝 7500円
45分×4回
(月3時間)
6000円
1時間×3回
(月3時間)
道具 バレエシューズ ハーフシューズ リボン ボール なわ
練習時の服装 レオタード タイツ Tシャツ+ズボン または 練習用レオタード
練習時髪型 お団子 ゴム止め
練習時の内容 柔軟
ステップなど
演目(フォーメーションなど)
ウォーミングアップ(なわとびなど)
柔軟
技の練習(側転など)
発表会費用 75,000円 20,000円
発表会衣装 チュチュ付き衣装 レオタード(スパンコールなど)
音楽 バレエ音楽 (クラシック) ポップスから クラシックまで
登竜門 コンクール
舞台
選手権
オリンピック

発表会は、バレエは文化ホールで行うのに対し、新体操は体育館で行います。

バレエのほうが10倍メジャー!?
バレエ教室は全国に約5000(「バレエの国内市場規模」の項参照)と言われますが、新体操の教室数(クラブ数)は、約500(日本新体操連盟のホームページに登録されている教室の合計から当サイト独自に推測)と思われます。
娘とバレエを観に行こうとすれば公演が沢山ありますが、新体操を観に行こうとすると秋のイオンカップくらいしかチャンスがありません。

娘はどちらが好きか
今はバレエのトゥシューズへのあこがれが強く、バレエに気持ちが向いています。
ただし、4歳でバレエを初めたころはバレエを嫌がり、リボンを使いたいといって新体操を始めました。どちらも「休みたい」「やめたい」と言った時期もありますが、結局現在は本人の意思で続けています。
先生や友達、レオタードや発表会の経験など、さまざまなことを感じながら成長する喜びを感じているようです。

 

 

子どもが楽しめるバレエ公演-オーケストラwithバレエ

公演名  : オーケストラwithバレエ
開催時期 : 10月頃
主体   : 江東区文化コミュニティ財団 ティアラこうとう 東京都歴史文化財団
年齢制限 : 5歳以上
価格 : 約3000円~
チケット販売開始時期:8月頃
ポイント:
一部はオーケストラ、二部はオーケストラとバレエの共演。
2015年は「展覧会の絵」、2014年は「カルメン」、2013年は「ボレロ」。
公演終了後に交流会(別料金:2015年は500円/人)が開催され、バレエダンサーの方々やオーケストラの楽団員の方とお話することができます。

鑑賞レポート (1件)
2015/10/11
予約開始日から1週間くらい過ぎてのチケット購入でしたが、前から数列目を予約できました。バレリーナの方に会いたいという娘のリクエストに応えて交流会も予約しました。
6歳の娘と2人で鑑賞。
席は、ほぼ満席に見えましたが、受付では当日券も販売されていました。(先着100名までの交流会も当日券がありました。)
公演30分くらいにロビーでプレコンサートがあり、くるみ割り人形の一曲が座席にも聞こえきます。
第1部はオーケストラ。ヴァイオリン(周防亮介さん)が素晴らしく、娘も喜んでいますが、時間がたつにつれてまぶたが…。親は最後まで感動しながら演奏を楽しみました。
第2部。演目についての分かりやすい解説があり、始まりました。「展覧会の絵」には様々な曲と踊りがあり、娘も飽きずに食い入るように見ています。最後まで飽きずに鑑賞し、終わったあとには興奮気味に「楽しかったね」を3回言いながら、バレエでならったステップで軽やかに会場を後にしました。
交流会。バレリーナの方に会いたいという娘には貴重な機会です。パーティ会場には、立食形式でテーブルがいくつかセットされていて、楽団の方やダンサーの方が各テーブルについてくださりました。
小学生くらいの女の子たちは、思いおもいにダンサーの方にサインをもらったり、写真を一緒にとってもらったりしていましたが、娘は緊張して思うように話せません。ただ、途中披露されたオーロラ姫のバリエーションに感動していました。楽団やバレエ団についての紹介があったり、雑談もあり、楽しい時間でした。
パンフレットには「平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業」と書かれており、こんなリーズナブルに音楽とバレエを楽しめるのはこの事業のおかげかもしれないと感じました。

 

「ドン・キホーテ」について知りたい

「ドン・キホーテ」は、年間で数十回公演され、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形 」に次ぐ人気演目です。大きなジャンプや回転など、華やかなバレエのテクニックが楽しめます。

2014年にはボリショイ・バレエ団やパリ・オペラ座が「ドン・キホーテ」を来日公演したり、2015年には東京バエ団が子ども向けに「ドン・キホーテ」を初めて上演しました。

そんな「ドン・キホーテ」のバレエ公演をより楽しめるよう、次の内容を紹介します。
A.「ドン・キホーテ」の歴史・解説・音楽
B.「ドン・キホーテ」で有名な世界の公演・DVD
C.「ドン・キホーテ」2015 日本での公演リスト

A.「ドン・キホーテ」の歴史・解説・音楽
「ドン・キホーテ」という物語そのものの歴史は、ウィキディアの解説が分かりやすいです。ただ、バレエの「ドン・キホーテ」についての説明はわずかです。

■バレエの「ドン・キホーテ」は小説「ドン・キホーテ」と違う!?
原作はスペインの作家の長編小説です。バレエの「ドン・キホーテ」は、その小説をバレエ用にアレンジしています。 例えば、小説では、騎士のドン・キホーテが主人公ですが、バレエではキトリとバジルという恋人たちが主役になっていることが多いです。

■バレエ公演は1869年に始まった
バレエ公演としては、1869年にプティパ振付で初めて上演され、1900年にゴルスキーが大幅に改訂しました。 現在の「ドン・キホーテ」バレエ公演の概要欄には、「音楽:レオン・ミンクス、振付:M.プティバ、A.ゴルスキー」と書かれていることがあります。

■バレエの「ドン・キホーテ」がよくわかる資料
1.おすすめは、冊子付きDVD『ドン・キホーテ DON QUIXOTE 新国立劇場バレエ団オフィシャルDVD BOOKS (バレエ名作物語 Vol. 3)です。 カラー口絵のあらすじや、バレエ公演「ドン・キホーテ」のみどころ、ダンサーのコラムなどもあります。
何より、ボリショイのザハロワとウヴァーロフの映像が収録されています。
(amazon紹介ページへ)

2.同じように、充実した解説が楽しめる本付きDVDで、パリ・オペラ座のものもあります。
こちらは解説が丁寧で、お子さまも楽しめます。

3.子ども向けの本なら、『ドン・キホーテ クラシックバレエおひめさま物語』がありますが、絵本ではなく文字ばかりの本ですので、小学生向けです。
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■バレエの「ドン・キホーテ」の絵本はない
残念ながら、現時点ではバレエ版の「ドン・キホーテ」の絵本は見つかりません。
「エラは小さなバレリーナ」シリーズのような、すてきな絵本が出版されるとよいです。

その他、「バレリーナへの道」(fujisanへ)No.6や 月刊「ダンスマガジン」の1996年7月号や1994年5月号で、「ドン・キホーテ」が特集されていますが、20年近く前のものですので、図書館にもほとんど置かれてないでしょう。

■登場人物を知るには
新装版 バレエ・キャラクター事典』で、確認できます。
この演目に限らず、バレエのいろいろな演目の鑑賞に便利です。

■過去の日本公演を研究するなら
バレエの図書館リスト」で紹介している新国立劇場の情報センターには、過去の公演プログラムも所蔵されているので、 いろいろな公演のプログラムを見てみるのも面白いと思います。

B.「ドン・キホーテ」で有名な世界の公演・DVD
世界的に歴史があり、話題になるのは下記のバレエ団によるものです。
ボリショイ・バレエ(ロシア)
マリインスキー・バレエ(ロシア)
アメリカン・バレエ・シアター(米国)
ロイヤル・バレエ(英国)

公演DVD
 (Kバレエカンパニー)

 
(アメリカン・バレエ・シアター)

(英国ロイヤル・バレエ)

 (東京バレエ団)

A.「ドン・キホーテ」2015~2016 日本での公演リスト
上演団体やホールはそれぞれのホームページにリンクしています。
正式な内容は、各主催元のHPでご確認ください。
各公演HPでは、予告動画などを配信している場合もあります。

上演団体月日会場料金一般発売開始
東京バレエ団2015/10/31(土)神奈川県民ホール3,000円~2015/7/4
NBAバレエ団2015/9/26(土)
2015/9/27(日)
ゆうぽうとホール3,000円~2015/7/23
(主催(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団)2015/9/22(火・祝) iichiko グランシアタ (大分県) 4,000円~

日本におけるバレエの歴史

日本におけるバレエを歴史の知るには、下の二つの資料が最適です。

「バレエ略史」は、わずか2ページですので、15分ほどで読みきることができます。

・芳賀直子(2014) バレエ略史 舞踊年鑑 2014 435-436
・日本洋舞史研究会(2009)『日本洋舞史年表Ⅰ(pdf)』日本芸術文化振興会/新国立劇場情報センター

日本洋舞史年表を手元に置きながら、「バレエ略史」を読むと、歴史的な動きがよくわかります。

また、上記の執筆者芳賀直子氏が世界のバレエの歴史をまとめた本を出版しています。ビジュアルが豊富で子どもがバレエの歴史を学ぶのにも適しています。
ビジュアル版バレエ・ヒストリー バレエ誕生からバレエ・リュスまで

ポイント「約100年の日本のバレエ」
(上記、芳賀直子氏の「バレエ略史」(2014)を元に、当サイト独自に、要約・情報追加いしました。)

日本の最初のバレエは、1911年。
帝国劇場開幕式の「フラワーバレー(ママ)」。

バレエ教育が始まるのは、1912年。
帝国劇場洋劇部。

うまくいかず、
1916年、帝国劇場洋劇部は解体。

1922年、アンナ・パブロヴァ来日。
日本でバレエが舞台芸術として認識される。

1920年、エリアナ・パブロバが横浜にバレエスタジオを開設。
1927年、七里が浜にスタジオ解説。
ここから後の日本バレエ界の主役となる人物が誕生。

1936年 オリガ・サファイアが来日。
松尾明美や後に松山バレエ団を創設する松山樹子らを指導。

1939年 第二次世界大戦。

終戦の翌1946年、GHQの後押しがありバレエ復興。
多数のカンパニーのより集まりで東京バレエ団が結成され、公演。
センセーションを巻き起こし、日本バレエ界の転機となる。

この後、小牧バレエ団、谷桃子バレエ団、松山バレエ団、
東京シティ・バレエ団、小林紀子バレエ・シアター、
牧阿佐美バレエ団、東京バレエ団など
カンパニーが分離、独立、結成される。

1957年、ボリショイバレエ団来日公演。
1958年、ニューヨーク・シティ・バレエ団来日公演。
1967年、モーリス・ベジャール 20世紀バレエ団来日公演。

来日公演に刺激を受けながら、
国内の各バレエ団が活動を続ける。

1997年、新国立劇場の開場と共に、新国立劇場バレエ団が発足。

1999年、Kバレエ カンパニーが設立される。

日本のバレエ団ランキング(公演数)

日本の主なバレエ団の、2013年の公演回数ランキングです。
(公益社団法人日本バレエ協会「「舞踊年鑑」公演データベース(テスト版)」をもとに、個別の小学校公演やゲスト出演したもの、当該バレエ団がメインで上演しているか不明であるものを除いて算出しています。正確を期すものではございませんので、ご了承ください。)

 名前公演回数
1K-BALLET COMPANY54回
2東京バレエ団48回
3新国立劇場バレエ団33回
4松山バレエ団15回
5牧阿佐美バレエ団10回
6東京シティ・バレエ団9回
7谷桃子バレエ団7回
7スターダンサーズ・バレエ団7回
7NBAバレエ団7回
10井上バレエ団5回

子どものバレエは何歳から

親としては、早く始めたほうがよいのではと思ってしまいますが、活躍されているバレリーナの方をみると、必ずしも小さいころに始めたというわけではありません。

(お名前五十音順)
上野水香さん 5歳
小野絢子さん 4歳
熊川哲也さん 10歳
中村祥子さん 6歳
宮尾俊太郎さん 14歳
吉田都さん 9歳

また、「another sky-アナザースカイ」という日本テレビの番組で、吉田都さんが、9才でバレエ始めたことについて、次のように語っていました。 「脳と体のコーディネートができてくるのが8、9歳なので、ちょうどいいスタートでした。」 ロイヤルバレエスクールでも、ジュニアは8,9歳くらいからとのこと。

バレリーナを目指すかどうかは別にしても、「●●したい」という本人の気持ちを尊重して、応援したいものです。ついつい親のほうが熱が入りそうになってしまいますが、気を付けます。

「バレエを習わせてみようかな」と思ったら、 イベントや公演にでかけたり、絵本やDVDなどをそっと部屋において、反応をみてみるというのもよいかもしれません。
吉田都さんのバレエ人生を描いた「MIYAKO バレリーナ吉田都ものがたり (ETOILE COMICS)」(マンガ)では、都さんが3歳の時にお友達のバレエの発表会を観に行って、バレエへの憧れを抱いた様子が描かれていました。

子どもとバレエ公演鑑賞用オペラグラス

オペラグラスを貸出している会場もありますが、 子ども向けの公演では貸出をしていないことのほうが多いです。後方の席だと、ダンサーの顔までなかなか見えません。そんなときに、オペラグラスが一つあると便利です

■商品選択ポイント

1.劇場・ホールで見やすい(倍率8倍以上、レンズの明るさ)
安いオペラグラスは倍率3倍~6倍のものが多いですが、倍率が低いと見にくいです。
メーカーのホームページなどでは、観劇用に4~8倍を推奨していましたが、個人的には8倍以上がおすすめです。後ろの席からでも、ダンサーの表情がよく見えます。パリのオペラ座の貸出用オペラグラスも8倍です。

また屋外と違って、劇場内は暗いので、明るいものがよいです。
オペラグラスの製品仕様項目に「明るさ」があります。倍率にも関係するのですが、数値が高いほど明るいです。

2.軽量・コンパクト
持ち運びすることや座席で使用することを考ると、軽量でコンパクトなものがよいです。

3.リーズナブル

■商品比較
上記のポイントで3商品を比較しました。
バックスポットのものは調べた中で最安値でした。
品質面から、オリンパスとニコンのものをピックアップして比較しました。

メーカー バックスポット オリンパス ニコン
倍率 8倍 10倍 8倍
明るさ 6.9 4.4 6.8
重さ 192g 170g 195g
安い
よく見える
品質とバランス

パリ・オペラ座(Opéra national de Paris)のネットショップでも、デザインが素敵なオペラグラスを売っています。60ユーロですので、約8,000円(134円/ユーロ換算)です。
operaza_glasses1 operaza_glasses
パリ・オペラ座(Opéra national de Paris) https://www.operadeparis.fr/en
パリ・オペラ座 ネットショップ http://boutique.operadeparis.fr/en/

■購入レポート
(2015/8/30 ballet-supporter)
お友達の発表会や公演に行き始めた5歳のころは、 オペラグラスなんて思いつきもしませんでした。
あるバレエ公演で、友達がオペラグラスを持っていたいたので、娘も気になり始めた様子。
そのあと、娘とバレエ公演を観に行った際に、 ロビーでオペラグラスを貸出をしていたので、一度レンタルしてみました。 席は1階の後方でしたが、オペラグラスを使うとダンサーの表情がよく見え、 娘は、のぞきながら「●●さんだ」とダンサーのお名前を言っています。
1回かりるのに、500円(別途、預り金5000円)。 きっとこれからも使うだろうということで、購入することにしました。
表情まで見られる、10倍で軽くてリーズナブルだった「OLYMPUS 双眼鏡 10X21 DPC I」を購入しました。見た目は若干ごついですが、気に入っています。

「くるみ割り人形」について知りたい

冬になると「くるみ割り人形」の公演案内をみかけるようになります。

親子で下調べできる本や、人気のDVDや振付の違いを研究できるDVDなどをご紹介します。

コンテンツリスト
A.「くるみ割り人形」2015 日本での公演リスト
B.「くるみ割り人形」の歴史・解説・音楽
C.「くるみ割り人形」で有名な世界の公演とDVD
D.「くるみ割り人形」のグッズ

A.「くるみ割り人形」2015~2016 日本での公演リスト
上演団体やホールはそれぞれのホームページにリンクしています。
正式な内容は、各主催元のHPでご確認ください。
各公演HPでは、予告動画などを配信している場合もあります。

上演団体月日会場料金一般発売開始
NBAバレエ団2015/11/28(土)
2015/11/29(日)
東京芸術劇場5,000円~
学生席1,500円
2015/7/23
K-BALLET COMPANY2015/12/18(金)~
2015/12/23(水)
赤坂ACTシアター11,500円2015/10/3
越智インターナショナルバレエ2015/12/24(木)
2015/12/25(金)
日本特殊陶業市民会館
(愛知県名古屋市)
A席4000円
B席3000円
スターダンサーズ・バレエ団2015/12/23(水)
2015/12/25(金)
2015/12/26(土)
テアトロ・ジーリオ・ショウワ
(神奈川県川崎市)
2000円~
9500円
2015/9/18
ワガノワ・バレエ・アカデミー2016/1/22(金)19:00
2016/1/23(土)
Bunkamura オーチャードホール5000円~
13000円
2015/9/12
ワガノワ・バレエ・アカデミー2016/1/16(土)神奈川県民ホール4000円~
10000円
2015/9/12
ワガノワ・バレエ・アカデミー2016/1/28(木)愛知県芸術劇場4000円~
10000円
2015/9
松山バレエ団2015/12/12(土)
2015/12/13(日)
東京文化会館 2000円~
13000円
松山バレエ団2015/11/28(土)府中の森芸術劇場2000円~
10000円
松山バレエ団2015/12/20(日)松戸・森のホール21 2000円~
7000円
新国立劇場バレエ団2015/12/19(土)~
2015/12/27(日)
新国立劇場3240円~
12960円
2015/9/12
豊田シティバレエ団2015/11/29(日)豊田市民文化会館3000円
京都バレエ団2015/12/13(日) 京都こども文化会館

B.「くるみ割り人形」の歴史・解説・音楽
ウィキディアの解説が分かりやすいです。

絵本なら、『バレエ名作絵本 くるみわり人形』が素敵です。
バレエの舞台と同じ流れで進みます。衣装やおどっているシーンなど、絵がきれいですし、文章もきれいなので、子どもとみるのにピッタリです。
(amazon紹介ページへ)

登場人物については、
ダーシー・バッセルが紹介するBallet Stories』が分かりやすいです。
カラー写真やイラストをまじえて、場面ごとに紹介しています。

新装版 バレエ・キャラクター事典』は、演目ごとに登場人物が紹介されていて、「くるみ割り人形」に限らず、さまざまな演目の鑑賞に便利です。

もっとじっくり調べる時は、「バレリーナへの道 Vol.27」の特集がおすすめです。
日本のプリマたちの「くるみ割り人形」へのコメントなど、バレエ公演の視点から、特集されています。雑誌の過去の特集号ですが、バックナンバーとしてこの号だけを購入することもできます。
「バレリーナへの道 Vol.27」
バレリーナへの道 Vol.27Fujisan.co.jpへ

C.「くるみ割り人形」で有名な世界の公演とDVD
振付やダンサー、演出など、ひと公演ごとに価値がありますが、世界のメディアでは、 Peter Wright氏の「ロイヤル・バレエ団」(1999年~)のものと George Balanchine氏の「ニューヨーク・シティ・バレエ団」などを取り上げた記事を見かけます。
日本では、熊川氏演出・振付の「Kバレエカンパニー」のものでしょうか。

公演DVDで人気なのも、吉田都氏出演のものとKバレエカンパニーのものです。

Peter Wright氏の「くるみ割り人形」は、「ロイヤル・バレエ団」で1984年に初演されていますが、1999年に大幅に見直しされています。
(2009年上演 吉田都(出演))
(1985年上演 アンソニー・ダウエル(出演))

Balanchine氏のバージョンは、1954年に 「ニューヨーク・シティ・バレエ団」で初演され、公演回数が2007年12月時点で2000回を超えたことが、『The New York Times』でも報じられました。
くるみ割り人形 [VHS](VHS 1993年上演 1995年映画化)

「くるみ割り人形」が初めて演じられたのは、「マリインスキー・バレエ団」(1892年)です。
初演当初は、L・イワーノフ氏が振り付け、その後、ワイノーネン氏によって改訂されました。
(ワイノーネン氏振付 2012年上演)

なお、上のBalanchine氏の振付は、L・イワーノフ氏のバージョンをベースにしています。

(熊川氏振付 2005年上演)
「Kバレエカンパニー」のものは、舞台、演出・振付、踊りと、「一度は観に行きたい」と多くの人が憧れる公演です。

まずは、代表的なものを見て、その後、演出や振付、ダンサーや公演ごとの違いを味わっていくのはいかがでしょうか。

D.「くるみ割り人形」のグッズ
(画像は、それぞれのショップへリンクしています。)

くるみ割り人形「花のワルツ」バレリーナのオルゴール 価格:3,240円(税込、送料別)

くるみ割り人形 クララのクリアファイル 価格:227円(税込、送料別)

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NYC(NewYourkCityBallet)のGiftshopより くるみ割り人形 25ドル(本体のみ)