日本におけるバレエの歴史

日本におけるバレエを歴史の知るには、下の二つの資料が最適です。

「バレエ略史」は、わずか2ページですので、15分ほどで読みきることができます。

・芳賀直子(2014) バレエ略史 舞踊年鑑 2014 435-436
・日本洋舞史研究会(2009)『日本洋舞史年表Ⅰ(pdf)』日本芸術文化振興会/新国立劇場情報センター

日本洋舞史年表を手元に置きながら、「バレエ略史」を読むと、歴史的な動きがよくわかります。

また、上記の執筆者芳賀直子氏が世界のバレエの歴史をまとめた本を出版しています。ビジュアルが豊富で子どもがバレエの歴史を学ぶのにも適しています。
ビジュアル版バレエ・ヒストリー バレエ誕生からバレエ・リュスまで

ポイント「約100年の日本のバレエ」
(上記、芳賀直子氏の「バレエ略史」(2014)を元に、当サイト独自に、要約・情報追加いしました。)

日本の最初のバレエは、1911年。
帝国劇場開幕式の「フラワーバレー(ママ)」。

バレエ教育が始まるのは、1912年。
帝国劇場洋劇部。

うまくいかず、
1916年、帝国劇場洋劇部は解体。

1922年、アンナ・パブロヴァ来日。
日本でバレエが舞台芸術として認識される。

1920年、エリアナ・パブロバが横浜にバレエスタジオを開設。
1927年、七里が浜にスタジオ解説。
ここから後の日本バレエ界の主役となる人物が誕生。

1936年 オリガ・サファイアが来日。
松尾明美や後に松山バレエ団を創設する松山樹子らを指導。

1939年 第二次世界大戦。

終戦の翌1946年、GHQの後押しがありバレエ復興。
多数のカンパニーのより集まりで東京バレエ団が結成され、公演。
センセーションを巻き起こし、日本バレエ界の転機となる。

この後、小牧バレエ団、谷桃子バレエ団、松山バレエ団、
東京シティ・バレエ団、小林紀子バレエ・シアター、
牧阿佐美バレエ団、東京バレエ団など
カンパニーが分離、独立、結成される。

1957年、ボリショイバレエ団来日公演。
1958年、ニューヨーク・シティ・バレエ団来日公演。
1967年、モーリス・ベジャール 20世紀バレエ団来日公演。

来日公演に刺激を受けながら、
国内の各バレエ団が活動を続ける。

1997年、新国立劇場の開場と共に、新国立劇場バレエ団が発足。

1999年、Kバレエ カンパニーが設立される。