カテゴリー別アーカイブ: バレエを知りたい・学びたい

子どもが楽しめるバレエ公演-めぐろバレエ祭り バレエ公演

公演名  : めぐろバレエ祭り バレエ公演
開催時期 : 8月頃
主体   : 公益財団法人 日本舞台芸術振興会
年齢制限 : 4歳以上
価格 : 子ども 約2000円~ ・大人 約4000円~
チケット販売開始時期:5月頃
ポイント:
東京バレエ団による子どもむけの公演。
楽しい解説があったり、座席をバレエ・ダンサーがとおったり、公演中も子どもが楽します。

鑑賞レポート (2件)
2015/8/23
昨年に続き、6歳になった娘と母娘2人でみに行ってきました。
昨年は、暗がりとカラボス(マリフィセント)に怖がってばかりでしたが、
今年は慣れたせいか、身を乗りだしてじっくりと踊りに見入っていました。
その様子をみて、同じ公演に来るのもいいなぁと感じました。
帰り道の途中、くるくると回ったり、ツーステップで駅のホームを進んだり、
踊りそのものがとても印象に残った様子。
公演内容は昨年とほぼ同じようでしたが、
母娘ともに、とても楽しいひとときでした。
開演前、ロビーの奥ではバレリーナの方と写真を撮るコーナーがありました。
間近に衣装をきたバレリーナーの方をみられて、感激しました。
娘は「またあれ、みにいきたい」といったり、
演目の途中で解説のあった、マイムをしたりしています。
また来年も行くことになるかなと思っています。

2014/8/8
共働きに難しい平日の公演でしたが、ちょうど夏休みをとっていたので、
5歳の娘をつれて初(親子共に!)のバレエ鑑賞に行ってきました。
以前、バレエ教室の先生から、東京バレエ団が子ども向けの公演をされていると伺っていたのので、
この公演を見つけることができました。
娘は、バレエを始めてほんの数ヶ月でしたが、
なぜかバレエに夢中で、Youtubeなどでバレエ公演を見つけては、
長時間みていたので、一度本物を見せてあげようという気持ちでチケットをとりました。
席は、1階席の最後列に近い場所でしたが、
開演前に暗がりや、カラボスの登場シーンで怖がっっていたので、
後ろのほうでちょうどよかったと思います。
休憩中のロビーでは、グッズを売っていて、
娘のほしがるままに、公演オリジナルのシールと公演プログラムを購入しました。
後に、自分のノートにシールをはったり、
プログラムを使って公演のことを人に話したりしていたので、
買ってあげてよかったと思います。
初のバレエ鑑賞をきっかけに、さらに「バレエをみたい」というようになりました。
怖がっていたくせに、、、。

子どもが楽しめるバレエ公演-新国立劇場 こどものためのバレエ劇場

公演名  : 新国立劇場 こどものためのバレエ劇場
開催時期 : 8月頃
主体   : 新国立劇場
年齢制限 : 4歳以上
価格 : 子ども 約2,000円・大人 約3,000円
チケット販売開始時期:4月頃
ポイント:
2015年は「シンデレラ」、2014年は「しらゆき姫」が公演されました。
公演中、解説などはありませんが、
ロビーには衣装が飾られていたり、
ネイルやペイントをしてくれるイベントもあります。

鑑賞レポート
2015/7/25
6歳の娘を連れて3人で、「新国立劇場 こどものためのバレエ劇場 シンデレラ」(15時の回)へ行ってきました。
ボディペイントなどがあることを知っていたので、開場時間ぴったりをめざしました。
14:30すぎに到着しましたが、
すでにネイル・ボディペイントの列は、長くのびていて、
開演までに順番が回らないかもしれないと案内されました。
ちなみに、ネイルもボディペインティングもすべて無料でした。
ネイルのほうが進みが早く、途中「ネイルだったらすぐ案内できますよ」とアナウンスがありましたが、
娘は家でネイルシールをやってきていたので、、、。
結局、ぎりぎり開演前にボディペイントをしてもらうことができ、
公演の「シンデレラ」にあわせた素敵な絵柄をえらんで、腕にしてもらい、
「すっごいきれい、うれしい~」と感激しながら、急いで席へ。
2階の左脇の端でしたが、十分よく見えました。
娘は、事前に紹介動画などをみていたので、
「ほんものがみられるなんて信じられない~」と感激していて、
親としても「連れてきた甲斐ががあるなぁ」と感激しながらみていました。
落ち着きのない性格のせいか、
たびたび「きれいだね」とか「あの衣装がすき」とか話しかけてきたり、
途中、親の膝の上に乗っかったり、体も動かしたりして、はじの席で助かりました。
公演時間はこども用に短め(?!)だったので、最後まで鑑賞することができました。
終演後も再び、ロビーのボディペイントの列にならび、
2つめのペイントをしてもらいました。
(絵柄はいくつか種類がありましたが、シンデレラのものが気に入ったようでした。)
シンデレラのボディペインティング
プログラムの販売はありませんでしたが、入場時にこの公演の冊子をいただき、
思い出の品になっています。
踊りは、小野絢子さんのシンデレラが印象的だったほか、
娘は、春・夏・秋・冬の妖精の踊りが気になったようで、
公演中や帰ったあとも妖精の話をしていました。
新国立劇場ならではの破格値で、一流のバレエをたのしめました。
来年以降もまた訪れたいと思います。

絵本「エラは小さなバレリーナ」シリーズ(子どもがバレエにときめく絵本)

子どもがバレエにときめく、素敵な絵本。

主人公は、4,5歳くらいのバレエを習っている女の子「エラちゃん」です。
やさしくバレエのお話をしてくれる先生のレッスンの後、
エラちゃんが「白鳥の湖」などのバレエ舞台の世界に入り込みます。
その中で、エラちゃんが登場人物と関わりながら、お話が進んでいきますが、
その様子がほほえましく、エラちゃんになった気分で、
バレエのお話を楽しむことができます。
また、絵本に登場する、先生のオルゴールやバレエシューズの箱など、
登場するグッズも素敵です。
文章も、長すぎず美しいので、何度読み返しても、よい気分になれます。
最終ページには、バレエの解説がやさしくしっかりとついていて、
バレエについて学ぶのにも役立ちます。

シリーズもので、2015年7月現在、下記の3冊が発行されています。
エラと『白鳥のみずうみ』: エラは小さなバレリーナ
エラは小さなバレリーナ エラと『眠れる森の美女』
エラは小さなバレリーナ エラと『シンデレラ』

    

この商品についてのコメント・感想
娘が、バレエへのときめきを感じている素敵な絵本です。
一番のお気に入りの絵本です。
最初は図書館でかりていましたが、何度も読むので買うことにしました!

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本「バレエをはじめましょう」(初心者向けバレエ教本の比較)

小さな子どもが読める(見れる)、下記3冊の初心者向けのバレエ本を比較しました。

いずれも大型本で、バレエの初心者向けに、
レッスンの身支度やバレエ用品の揃え方や収納の様子、立ち方などの基本を
写真で紹介しているものです。

バレエをはじめましょう―ロイヤル・バレエスクールの生徒とともに
Ballerina―バレエのためのステップ・バイ・ステップ・ガイド
Ballet SCHOOL「バレエスクール」

「バレエをはじめましょう」は、
内容と写真が沢山で選びました。
ちょっとした解説にも、英国ロイヤルバレエスクールの
ダーシー・パッッセルさんの貴重なコメントが参考になります。
ポーズなども、写真と共に細かなポイントがたくさん書かれています。

「バレエのためのステップバイステップ」のほうが新しく、
レイアウトも洗練された印象があり、DVDもついています。

「バレエスクール」は、小さな女の子の素敵な写真が魅力的でしたが、
他の2冊に比べてページ数も文章も少なめです。

購入レポート(コメント・感想)
内容の豊富さと充実具合から「バレエをはじめましょう」を選びました。
買った本

比較検討した2冊
  

6歳の娘の初めての発表会のお祝いに、
「バレエをはじめましょう」をプレゼントに買いました。
プレゼントした時は、大したリアクションもありませんでしたが、
リビングにそっと置いておくと、
時折パラパラとめくりながら、お得意の丸付けをしています。

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バレエ雑誌「クララ」

「Clara」(クララ)毎月発行 株式会社新書館
1号あたり690円、年間購読8,280円(2015年6月現在)

クララ (Fujisanへ)

(新書館の「Clara」定期購読案内のページへ)

購読レポート(コメント・感想)
2015/5/27 
バレエへの興味がわいたように感じられた5歳の頃、軽い気持ちでこの雑誌をネットで注文してみました。届くと、興味深そうにページをめくりながら「きれい〜」などと言っています。
文字はほとんど読んでいないけど、、、まあいいか、ということで年間購読中。
好きな衣装に丸をつけたり、ポーズをまねしていたり、気になったバレリーナを見つけては「読んで」とせがんできます。
年間購読しても雑誌の値段は変わりませんが、送料がかからないことと、会員特典があります。
現在6歳、もう1年位になりますが、これからも購読予定です。

バレエの国内市場規模

次の国内バレエ市場について、
マーケティング関連資料と共に紹介します。

●「バレエ公演」の市場規模
●「バレエ教育」の市場規模
(バレエ団・バレエ教室・大学等の教育機関)
●「バレエに関する物販」の市場規模
(バレエ用品・グッズ・書籍・映像音楽等)

バレエ公演の市場規模
2009年版までは、ぴあ総合研究所から、
バレエ公演の市場規模・数・動員数がわかる資料が、
発行されていました。
現在は、刊行終了となっていますが、
『舞踊年鑑』で、バレエ公演一覧を確認できます。

前述のぴあ総研の白書の2008年データによると、
バレエ/ダンスの公演は、2,681回(うち来日730公演、国内1950公演)
動員数 約130万人
市場規模は約108億円となり、
一公演あたりに換算すると約402万円です。

なお「舞踊年鑑」の2014年の収録公演(8150公演)のうち、
明らかにバレエ公演とわかるものは、約550公演です。

ぴあ総研のものは、地方紙やフリーペーパーからも情報収集されているので、
小規模な公演も網羅されていると思われます。

・『ぴあ ライブ・エンタテインメント白書 2009』(amazon紹介ページへ)
ぴあ総合研究所 2009
(同白書は2009年版をもって刊行終了)
・『舞踊年鑑 2014』日本バレエ協会 2015.3
(同年鑑は2012年発行のものまで全日本舞踊連合が発行していたが、同連合の解散により、以降は日本バレエ協会が発行)
その他 参考情報
・「ライブ市場調査データ」一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会ホームページ
・「家計調査」総務省統計局

バレエ教育の市場規模
よくまとめられた論文があり、
それによると、下記の数字が示されています。
バレエ学習人口 約40万人(※1の推計)
バレエ教室数 約5000(※2の「全国バレエ教室データベース」への登録数5040件より)

また、バレエ教室の市場規模は、
株式会社矢野経済研究所のレポートにその推計をしたものがあります。※3
なお、ダンス教室市場規模は2,245億円とありますが、
バレエのほか、社交ダンス、ジャズダンス・ヒップホップなどを含んでいます。

粗い計算ですが、バレエ学習人口40万人が月謝1万円で学んでいると想定した※4場合、
バレエ教室の市場規模は、480億円となります。

※1 海野敏,髙橋あゆみ,小山久美「 日本のバレエ学習人口とバレエ参加率に関する大規模社会調査の比較分析」『東洋大学社会学部紀要』vol.50 no.1 pp51 – 65
CiNii(国立情報学研究所の論文検索サービス)で検索できます。)
※2 海野敏,髙橋あゆみ,小山久美「日本のバレエ教育機関における教師の現状と課題 : 『バレエ教育に関する全国調査』に基づく考察」『舞踊学』 (35), pp13-22, 2012
舞踊学会のHPより全文を閲覧できます。)
※3 『お稽古・習い事市場に関する調査結果2015』株式会社矢野経済研究所 2015 http://www.yano.co.jp/press/pdf/1412.pdf
※4 『レジャー白書 2014』公益財団法人日本生産性本部 2014 の「洋舞・社交ダンス」の項を参考に当サイトにて独自に想定