好きなバレリーナのことを調べる方法

気になるバレリーナの方について、
「もっと知りたい」とき、
ご自身でホームページをもっているときもあります。
もちろんインターネット検索で簡単に済むこともあるでしょう。

ここでは、A~Eのように手順を踏んで、
しっかり調べる方法をご紹介します。
A.バレリーナの基本情報(経歴など)を調べる
B.出演歴(公演や役など)を調べる
C.新聞や雑誌などに掲載された記事を調べる
D.DVDなどの映像資料を探す(Youtube以外で)
E.テレビに出演されているものを探す

なお、無料で使えるデータベースを中心に紹介しています。
高額な参考図書類は、図書館も活用できます。

好きなバレリーナのことを、
とことん研究してみたら、また新しい発見があるかもしれませんね。

A.バレリーナの基本情報(経歴など)を調べる
1.まずは
THE INTERNET BALLET DATABASE」(オンラインデータベース)があります。
ロシアのIvan Semirechenskiy氏が設立した世界のバレエデータベース。
世界中のバレリーナやバレエ団について、調べられます。
英語とロシア語のみですが、キーワードで簡単に検索できます。
生まれや国、所属バレエ団、経歴などが、確認できます。

2.日本のバレリーナなら、下記の資料があります。
『舞踏年鑑』ただし、36(平成23年の記録)版までに限ります。
その後の版には、「バレエ名鑑」が掲載されなくなったためです。
『舞踏年鑑 36(平成23年の記録)』には、
約500人のバレリーナが収録されています。

3.次に、『オックスフォードバレエダンス事典』(平凡社 2010)があります。
古今東西のダンサーや振付家を網羅しています。
原著は、『International Encyclopedia of Dance』です。
(amazonへ)

4.さらに、下記もありますが、純粋なバレリーナの方の収録は多くありません。
振付や演出などに関わる方であれば、見つかりやすいです。

4-1.外国の方なら
『西洋人物レファレンス事典 映画・演劇・芸能・舞踏篇』日外アソシエーツ
古代から現代まで舞踏分野の人物も網羅した事典。
(amazon詳細ページへ)

4-2.日本人の方あるいは、日本で活躍する外国人の方なら、
『現代日本人名録』(最新版はCD-ROM) 日外アソシエーツ
舞踊分野だけではない日本の人名録ですが、
芸術、芸能分野など、表現活動を行っている人物を多く網羅しています。
(amazon紹介ぺーじへ)

B.出演歴(公演や役など)を調べる
下記のデータベースや資料があります。
(データベースはいずれも無料かつインターネットで利用できます。)

1.「バレエ情報総合データベース」昭和音楽大学バレエ研究所
公演情報について「ダンサー名」から探すことができます。
膨大な情報量です。

2.「舞踊年鑑公演データベース2012-2014 テスト版」公益社団法人 日本バレエ協会 「舞踊年鑑」編集委員会
同編集委員会が収集された情報を元に公開されているデータベース。
検索画面にて、出演者の名前を設定すると、
登録されている公演データを確認できます。
公演のパンフレット画像も掲載されているものもあります。

3.『日本洋舞史年表』 日本洋舞史研究会編 日本芸術文化振興会/新国立劇場情報センター
「Ⅰ」から「Ⅵ」が発行されていて、
1900年~1985年 大きな公演の出演者や主催元等がわかります。
新国立劇場のホームページにてPDFを無料で閲覧できます。

4.『舞台芸術交流年鑑』国際舞台芸術交流センター
海外アーティストの国内公演、日本のダンサーの海外公演などを収録している年鑑。

C.新聞や雑誌などに掲載された記事を調べる
雑誌記事検索サービスは、
国会図書館の雑誌記事検索サービス、
日経テレコンや学術論文の論文検索サービスなど、
山ほどありますが、
バレリーナの記事が掲載されてそうな
「Clara」や「バレリーナの道」などを網羅した記事検索サービスは、
「Fujisanの検索サービス」です。

1.Fujisanの検索サービス
検索欄にバレリーナの名前などを入力すると、
目次や本文でヒットする雑誌記事一覧を表示できます。
fujisan.co.jpへ/~\Fujisan.co.jpへ

2.そのほか女性週刊誌やファッション誌などの記事については、
大宅壮一文庫の雑誌記事索引がよいです。
現在はWEBでも検索サービスを利用できるようになったようです。
または、大きな図書館に同文庫の索引CD-ROMを所蔵していますので、
そちらで確認できます。

3.『New York Times』記事検索サービス
世界的に活躍されている方だったら、
きっと『New York Times』で記事がみつかるでしょう。
1851年以降の記事が検索できるので、
歴史的人物についても記事がみつかるかもしれません。
英語ですが、入力欄にキーワードをいれるだけなので、
簡単に調べられます。

D.DVDなどの映像資料を探す(Youtube以外で)
もちろんYoutubeで簡単に見つかることがあります。
それ以外にDVDなどの映像資料を探す方法を下記します。
1.amazon
ただし、amazon上で流通しているもののみなので、
ここで見つからないものもあります。
そんなときは、2や3でさらに探します。

2.音楽&映像データベース・ソフト HY-SFY(株式会社 音楽出版社のHPへ)
出演者のデータも収録されているので、
ダンサーの名前で検索できます。
廃盤になったものも網羅されていて、
広く探すときに便利です。
国会図書館などの大きな図書館で使えます。

3.バレエの図書館の蔵書検索サービス
「バレエの図書館リスト」で紹介したほとんどの図書館で、
映像資料のネット所蔵検索ができます。
ただし、出演者名で検索できないこともあるので、
その時は、先に公演名などを確認して、キーワードに使います。

E.テレビに出演されているものを探す
無料で利用できる映像索引データベースには、
下記の2つがあります。
1.NHKアーカイブス
NHKの番組を出演者で検索できるサービス。

2.放送ライブラリー
NHKや民放局のテレビ・ラジオなどを出演者などで検索できます。
検索できるものが限られているので、
すべてを確認できるというわけではありません。